夢の話

夢の話4

わたしは男を愛していたが、男はわたしを愛していなかった。わたしと男はごく薄い関係の知り合いに過ぎない。 わたしの手元に婚姻届がある。わたしは男の住所氏名生年月日本籍地を知る立場にあった。男の名の認印を押す。(男の名はごくありふれている。)証…

夢の話3

友達が死んでしまったので、別の友達と二人でたくさん泣いた。 けれど目が覚めてから、本当に死んでしまったのは一緒に泣いた方の友達だったことを思い出した。 今まで見た中で一番悲しかった夢です。

夢の話2

小学校の習字の時間だった。先生は教卓の前でにこやかに言う。 「お手本を真似て書いてみましょう」 机の上にあるお手本の冊子を開いてみる。静かな海の写真だった。 次のページをめくる。目をみはるほど美しい銀河。

夢の話1

遠くの方で爆発が起こって、展望台からはそれがよく見えた。死ぬんだと思った。死ぬのは怖くていやだった。 市民体育館は避難してきた人でごった返していた。私は靴箱の上に登って家族を探した。 亡くなったじいちゃんが居た。じいちゃんは靴箱の上の私を見…